学生必読!アフリカに来るために助けてもらっている奨学金の話(トビタテ留学JAPAN)
Dumelang!
どうもSUKEです。
ボツワナに来て一人暮らしが始まってから、
生活の初期費用ってこんなかかるっけ、と日々絶望しています。
金、金が欲しい。。。笑
しかし、日々絶望しながらも、
私がなんだかんだボツワナで安定して暮らしていけるのには理由があります。
実は、私SUKE、奨学金をもらっているんです。
その奨学金の名前は、トビタテ!留学JAPAN
というものです。
サイドバーをチラッと見てみてください。
僕のプロフィールのところにちょこっと名前が出ていますね。
日本に数ある奨学金の中でも、あまり聞きなれない名前だと思います。
それもそのはず、このトビタテ留学JAPAN (以下トビタテ) がスタートしたのは
2013年10月からなので、わずか6年ほどしか歴史がありません。
しかし、その規模は日本の奨学金の中でもすでに最大級のものになってきており、
先日もトビタテ生第11期の選考が終了したばかりです。
今回は、このトビタテについて詳しく解説していきたいと思います。
海外留学・海外インターンを考えている大学生・高校生の方々は
絶対に読んでください!
トビタテ留学JAPANとは
今回の記事では、トビタテがどのような奨学金なのかを解説していきたいと思います。
コンテンツとしましては、
- トビタテの概要
- 受給できる金額
- 選考基準・倍率
- メリット・デメリット
の4つです!
このブログを見れば、トビタテのことがほとんど理解できること間違いなし。
それでは、詳しく見ていきましょう。
1.トビタテの概要
始めに、トビタテの概要について説明していきたいと思います。
実際にトビタテのWebサイトから引用した言葉を記しますね。
トビタテ!留学JAPANとは
政府だけではなく、官民協働のもと社会総掛かりで取り組む
「留学促進キャンペーン」です。
文部科学省は、意欲と能力ある全ての日本の若者が、
海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的として、
2013年10月より留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」を開始しました。
政府だけでなく、
社会総掛かりで取り組むことにより大きな効果が得られるものと考え、
各分野で活躍されている方々や民間企業からの御支援や御寄附などにより、
官民協働で「グローバル人材育成コミュティ」を形成し、
将来世界で活躍できるグローバル人材を育成します。
これらの取組により、「日本再興戦略~JAPAN is BACK」
(2013年6月14日閣議決定)において掲げた目標である
東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年までに
大学生の海外留学12万人(現状6万人)、
高校生の海外留学6万人(現状3万人)への倍増を目指します。
留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」の主な取組のひとつとして、
「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~」が2014年からスタートしました。
はい、結構難しめな文章が飛んできてしまいました。笑
それもそのはず、
トビタテは文部科学省と大手民間企業による官民協働プロジェクトなんです!
文章が硬くなる理由も頷けますね。
つまりわかりやすく説明すると、
トビタテとは、
官民協働で2020年までに若者の留学者を倍増させるための奨学金プロジェクト
ということです。
トビタテには高校生コースと大学生コースがあり、
僕が受給しているのは大学生コースの方。
この記事では、大学生コースの話をメインにしていきます。
このトビタテがすごいのは、協賛企業の規模感が半端じゃない!というところです。
ソフトバンクグループや三菱商事、TOYOTAや伊藤忠商事など、
錚々たる企業がこのトビタテに支援金を寄付しております。
いかに、政府と民間企業が本気で取り組んでいるプロジェクトかわかりますね。
2.受給できる金額
奨学金というだけあって、何より大事なのは
受給できる金額と返済義務ですよね。
トビタテで受給できる金額は、留学する国によって異なります。
アメリカやヨーロッパの国々のような、先進国へ留学する人は月々16万円、
南米やアフリカ諸国のような、途上国に留学する人は月々12万円です。
(自分の場合、応募する期によって変動あり)
これに留学準備金25万円と、人によっては最大で30万円程度の授業料も受給することができ、1年間留学したとして、多い人だと約250万円程度奨学金を受け取ることができます。
すごい金額ですよね!!!
そして、何を隠そうトビタテは返済不要の奨学金なんです!!!
この金額で返済不要ってなかなかないと思います。
3.選考基準・倍率
それでは、年間どれほどの人数がトビタテを受給することができるのか。
流石にこれだけの金額をVジャンプの応募者全員サービスのように、
応募した人みんなが受給できるわけではありません。
倍率
下に大学生コースの選考倍率早見表を貼っておきます。
(出典: Global edu)
近年の選考倍率は3倍強くらいで安定しているようですね。
ちなみに、トビタテはいくつか採用コースが分かれており、
コースによってある程度全体採用の中の定員が決まっております。
定員の数が違うことで、コース毎に倍率も変わってくるので
自分がどのコースに応募するのか、戦略を立てる必要があります。
選考基準
トビタテの選考は一次・二次に分かれております。
一次選考は書類審査、
二次選考はプレゼンテーション・面接・グループディスカッションです。
一次の書類審査では、留学の動機や活動内容、受け入れ機関の情報、
そして留学を通してどのように日本に貢献できるかなど、
自分の留学計画を文面で審査されます。
官民協働の奨学金ですから、
どれだけ留学後日本の発展にコミットできるのか審査されるのは当たり前ですね。
二次選考では、書類審査で聞かれた留学計画の内容を、
いかに面接官に対して熱意と説得力を持ってプレゼンできるか、
そして面接を通してその計画に不備・矛盾がないかなどを審査されます。
また、グループディスカッションではグループ全体で一つの問いに対して
どれだけ良い答えが出せるのか、他者の意見を尊重しつつ自分の主張をすることができるのかなどを審査されます。
一次選考の合否が出てから約1ヶ月準備期間があるので、
その期間に二次選考で勝つための用意をする必要があります。
僕個人の選考を受けた感想としては、
トビタテには、明確な選考基準はあるようでない、ように思います。
しかし、確実にこれだけは必要と思うことが一つあります。
それは、ユニークさです。
トビタテの寄付金を出しているのは民間企業です。
民間企業は、自社の独自性を生かして利益を上げる必要があります。
トビタテ生に求められているのはまさにその独自性です。
ここでのユニークさとは、
いかに社会に対して問題意識を持ち、
独自性を発揮できるのかという意味です。
つまり、学校の交換留学のようにグレードが高ければOKというわけではありません。
むしろ、学校の成績は全く関係ないのがトビタテのいいところです。
僕自身、大学の成績が周りに引かれるレベルで悪いので、
トビタテに落選していたら結構やばかったです。笑
4.メリット・デメリット
ここからはトビタテのメリットとデメリットについて解説していきます。
メリット
トビタテを受けるメリットはいくつもあります。
金額が大きいこと、協賛企業が有名であることから多少就活に有利になるかもしれないことなど挙げればキリがありませんが、
個人的に一番大きいメリットだと思うのは、
ユニークな友達がたくさんできる事です!!
前述の通り、トビタテ生には独自性が求められているだけあって、
トビタテに合格する人たちは大抵いい意味で変な奴らです。笑
山登りが大好きでひたすら1年中登山してる人とか、
サゴヤシっていう東南アジアのヤシの木が好きすぎて研究してる人とか、
ケニアの孤児院でボランティアしてる人とか、
圧倒的なクセを持っている人ばっかりです。
トビタテは、渡航前事前研修や壮行会など、
奨学生同士の交流機会をたくさん設けてくれます。
そういった機会で、全国から集まってくるユニークな人たちと友達になれることが、
トビタテの最大のメリットだと思います。
デメリット
逆にデメリットは、前述の事前研修などで結構忙しくなることだと思います。
人によっては、
留学スタートのタイミングによって大学のテスト期間と研修が被って大変!
という人もいるみたいです。
また、もう1つデメリットがあって、
選考を通った留学計画が変更になった場合の手続きが結構大変であるということです。
ネットで「トビタテ 変更届」で検索すると、
割と大変そうなエピソードがいくつか出てきますので、
興味のある方はチェックしてみてください。
まとめ
今回の記事では、僕がお世話になっている奨学金である
トビタテ!留学JAPAN
についてまとめてみました。
いかがでしたでしょうか。
倍率はまあまあ厳しいですが、選考をパスすることができれば、
海外留学にグッと近づくことができます!
2020年まであと1年なので、恐らく選考は多くてあと3〜4回だと思います。
海外留学したいと思っている学生諸君、ぜひ応募してみては???
もしよろしければ、はてなブックマークお願いします!
それでは!Sala sentle!
SUKE
動画で解説
トビタテについて動画でも解説しているので、是非こちらからチェックしてみてください。