産出量世界トップレベル!ボツワナのダイヤモンドについて
Dumelang!
どうもSUKEです。
みなさんには結婚願望はありますか?
近年は以前に比べて傾向が薄れていますが、やはり結婚を人生の節目と考えている人って多いですよね。
将来の夢はお嫁さん!という方や、お子さんとパートナーと共に幸せな家庭を築くという将来の展望を持っている方もいらっしゃると思います。
そんな結婚の際に重要な役割を果たすのが指輪ですよね。
婚約指輪や結婚指輪など指輪というのは結婚をする上でとても重要なアイテムです。
指輪の定番の宝石といえばダイヤモンド。
僕たちの世代には馴染みのないCMですが、
デビアス社のCMにおける、「ダイヤモンドは永遠の輝き」というコピーは、
結婚する2人の愛をダイヤモンドという不変なもので表した、画期的なコピーでした。
なんでそんな話をしているのかと言いますと、
実は今僕がいるボツワナは、世界でもトップクラスのダイヤモンドの生産地なんです!
そこで今回はボツワナのダイヤモンドについて開設していきたいと思います。
この記事を読めば、あなたもダイヤモンド通になれること間違いなし!
意外な生産地!ボツワナのダイヤモンドは世界一!?
今回はボツワナのダイヤモンドについて紹介したいと思います。
意外と知らないダイヤモンドの生産地や、その価値がつく基準など、
一般的なダイヤモンドの知識もまとめてみたので是非読んでみてください!
ダイヤモンドの基礎データ
はじめに、世界におけるダイヤモンドの基礎データについて解説していきます。
是非この項目でダイヤモンドについて勉強してみてください!
ダイヤモンドのでき方
ダイヤモンドは、炭素(C)で構成されている鉱物です。
炭素で構成されている物質は数多くあり、シャーペンの芯もグラファイトという炭素で構成されている物質です。
ダイヤモンドは、炭素がマグマやマントル付近で高温高圧の状況下に置かれ、
噴火などで一気に地表近くまで押し上げられ、一瞬で冷やされたことで誕生します。
もし、噴火で吹き出さずに地表深くでゆっくりと冷やされた場合は、
ダイヤモンドが作られることはなく、全て石炭等の黒い塊になります。
この、ダイヤモンドが含まれる溶岩のことをキンバーライトと言い、
有名なダイヤモンド鉱坑(こうこう/採掘や調査のために掘った穴)
「ビックホール」のある、南アフリカの北ケープ州の都キンバリーという
土地の名前が由来となっています。
ダイヤモンドの生産量・生産地
2015年のデータでは、
ダイヤモンドは世界全体で年間約1億2700万カラット生産されています。
1カラットは0.2gと定義されており、トンに変換すると約25.4トンとなります。
世界全体で2トントラック12台分しか生産されていないという見方をすると、
いかにダイヤモンドが希少な鉱物であるかわかります。
下のランキングは世界のダイヤモンドの生産量ランキングです。
(単位: 1000カラット)
- ロシア 41900
- ボツワナ 20730
- コンゴ共和国 16040
- オーストラリア 13571
- カナダ 11700
- アンゴラ 9012
- 南アフリカ共和国 7210
- ジンバブエ 3489
- ナミビア 2050
- シエラレオネ 500
※2015年の統計。
※USGS(アメリカ地質調査所)発表/2018年3月現在最新データ。
現在は多少順位や生産量が変化しているかもしれませんが、
こちらが世界のダイヤモンド生産量ランキングとなります。
ボツワナはなんと生産量が第2位なんです!
ボツワナは意外と知られていませんが、ダイヤモンドがとても多く採れる国となっています。
ダイヤモンドの使用用途
世界全体で見て、ダイヤモンドには2通りの使用方法があります。
1つ目は工業用としての用法です。
ダイヤモンドが工業用として使われる理由は、
地球上に存在する天然資源の中で1番の硬度を持つ物質であるからです。
また、ダイヤモンドには、電気を通さない、そして熱伝導に優れているという特徴もあります。
上記の優れた特長が工業にとても適しており、
研磨剤・カッター刃・砥石・ドリルとしての利用や、
電化製品の部品・レコード針などへの使用など、様々な分野で活用されております。
2つ目は宝石としての用法です。
こちらの用法はとても一般的な用途です。
宝石として使用されるダイヤモンドは、世界全体で採掘されたダイヤモンドの内、
約15~20%と言われています。
その中には、安価なアクセサリー品質のダイヤモンドも含まれますので、
実際にはもっと少ない量が、高級ジュエリーとして利用されることになります。
ボツワナで産出するダイヤモンドはほとんどが宝石用で、
宝石用ダイヤモンドにのみ絞れば、ボツワナが世界で一番生産量の多い国となっています。
ダイヤモンドの価値のつき方
ダイヤモンドはその価値を決めるために4Cと呼ばれる、4つの基準を設けています。
その4Cとは、
- Color (色)
- Carat (重さ)
- Clarity (透明度)
- Cut (カット)
の4項目です。
1つ目の項目はColor(色)です。
ダイヤモンドは無色透明ではなく、実際には少し色がついています。
ダイヤモンドは無色透明なほど価値が高く、黄色に近づくほどその価値が下がります。
しかし、一定の黄色を超えると、別の基準でグレーディングされます。
ダイヤモンドには赤や青、ピンク、緑の色がつくことがあり、その場合も、
別基準でその価値を決められます。
2つ目の項目はCarat(重さ)です。
ダイヤモンドは重くなればなるほどその価値が上がります。
基準は大きさではなく、重さとなっています。
3つ目の項目はClarity(透明度)です。
クラリティは、「透明度」を表す基準です。
キズ・欠け、内包物の大きさ・場所・性質などを鑑定してその価値が決まります。
包有物が多いと透明度が下がり、その分輝きを損なってしまうので、
透明度が高いほど評価も高くなります。
4つ目の項目はCut(カット)です。
ダイヤモンドは、そのカットのプロポーションや角度が良くなければ、
輝きを存分に発揮することはできません。
カット以外の3つの要素が、ダイヤモンドがもともと持っているものであることに対して、カットは人の手で加えられる要素となります。
ダイヤモンドをカットする人の技によって、
そのダイヤモンドが持つ良さを引き出し、適正な輝きをで光ることができるかどうかが決まります。
ボツワナのダイヤモンドについて
ボツワナは世界全体で見るとダイヤモンド生産量第2位、
宝石用のみに絞ると世界でいちばんの生産量を誇ります。
ボツワナは1966年の独立から1年後(1967年)に、
ダイヤモンド鉱山が発見されるまで、牛肉の生産しか産業のない国でした。
しかし、ダイヤモンド鉱山が発見された後は、その鉱山の開発とともに、
国力をすごい勢いで発展させていきました。
ボツワナは他のアフリカ諸国に比べ、独立までが早かった国であり、
その理由として現地民がダイヤモンド鉱山の存在を知っていたからではないかという
憶測が出ているくらいです。
ボツワナではそのような歴史があったため、
ダイヤモンドは水と同じくらい貴重な資源として扱われています。
また、ボツワナでは世界最大級のダイヤモンドが今までいくつか発見され、
その産出量とともに質の高さが世界的に有名です。
ボツワナで最大のダイヤモンドを取り扱っている会社はDEBSWANA(デブスワナ)
という名前で、ボツワナではこの会社に入るか公務員になる人がエリートとして扱われます。
ボツワナにおけるダイヤモンドは非常に地位の高い存在となっています。
まとめ
今回は世界のダイヤモンド事情とボツワナのダイヤモンド事情についてまとめました。
産出国やその価値のつき方など、なかなか知らない情報が多かったのではないでしょうか?
あまり普段生活しているとダイヤモンドについて調べることはないと思いますが、
この記事を読んだあなたはいつかパーティーでダイヤモンドについて聞かれた時に
スマートにその知識を披露できます!
ぜひ、婚約指輪を買う際、パーティに行く際はまたこの記事を読み返してみてください!
それでは!Sala sentle!
SUKE